2025年5月30日、DXハイスクール事業の検討の一環で、教職員を対象にした教育用電子カルテ『Medi-EYE』の説明会を実施しました。説明会は、『Medi-EYE』の開発元である『株式会社Medi-LX』様にご対応いただきました。
近年、国が掲げる『医療DX令和ビジョン2030』では、電子カルテの標準化と普及が医療の質の向上と効率化に不可欠とされています。今後の医療を支える人材を育てる教育現場においても、こうしたデジタル化に対応した学びが求められています。
『Medi-EYE』は、実際の医療現場で使われている電子カルテの仕組みを教育用に応用したシステムです。仮想の模擬患者(患者シミュレーター)の情報に基づき、生徒はバイタルサイン(体温・脈拍など)の記録や、看護記録の作成、観察結果の分析などを行います。 さらに、リアルな検査データや検査画像の写真データも含まれており、本物の患者と向き合っているかのようなリアリティーのある学習が可能になります。
模擬患者の状態を観察・記録し、状況を把握して必要なケアを考える――。このような演習を通じて、生徒は『看護の視点で臨床判断する能力』を養うことができます。これは、将来医療現場で求められる『自ら考え、行動できる力』を育てるために、非常に重要な力です。
説明会を通じて、『Medi-EYE』の導入が生徒にとってどのような学びをもたらすかを具体的にイメージすることができました。今後は、授業での活用方法や導入の具体的な方向性をさらに検討し、より質の高い医療・看護教育の実現を目指していきます!
【関連リンク】
◆医療DXについて(厚生労働省)
◆「医療DX令和ビジョン2030」厚生労働省推進チーム
◆株式会社Medi-LX(開発元)※「Medi-EYE」サービス概要ページ
◆株式会社京都科学(販売元)
(2025/5/30)
このDXハイスクールに関する取り組みは、随時、本校公式Instagramやホームページでも発信していきます!